~カツオ~
≪名前の由来≫
カツオは古事記や日本書紀「万葉集」にも登場するほど古くから食用にされてきた魚ですが、身質が柔らかく傷みやすい魚のため、生食されるようになったのは鎌倉時代以降で、それ以前は堅くなるまで干してから食用とされていました。
そこから「カタウオ(堅魚)」と呼ばれるようになり、それが略されて「かつお(鰹)」と呼ばれるようになった、というのが通説です。
また、戦国時代から江戸時代にかけての武家社会では、「勝男」に通じることから縁起物とされました。
≪鰹は止まると死ぬ≫
カツオはマグロと同じように、常に泳いでいないと死んでしまいます。これは、他の魚が鰓蓋(エラブタ)を動かして鰓に酸素を含んだ水を行き来させるのに対して、マグロやカツオは自分で鰓蓋を動かす事ができず、泳ぐことによって口から新鮮な水を鰓に流し込まなければ窒息してしまうからだそうです。
≪カツオの旬は二回≫
カツオは毎年北上南下をする回遊魚。春に日本の南部・鹿児島から北上をはじめます。漁は3月頃に九州南部で始まり、5月頃に本州中部、8~9月頃に三陸北部、北海道南部あたりまで進み、そこからまた南下しはじめます。4~5月に一度目の漁のピークを迎える「初鰹」シーズン、8~9月に三陸沖で漁獲される「戻り鰹」の時期あたりが二度目の「旬」と言えます。
脂が少なくさっぱりとした味わいの「初鰹」に対し、栄養を沢山蓄えた「戻り鰹」は脂がのり、違った美味しさを持っています。
≪カツオの栄養≫
主成分はタンパク質です。ビタミンB12は魚肉のなかでもトップクラスの含有量で貧血の改善や神経のバランスを保つ役目をします。ナイアシンの含有量も血行をよくし、美肌を作ります。
刺身やたたきにして食べる際、生臭みが強いのでネギ・ニンニクといった薬味と一緒に食べると、味や臭いだけでなく、ビタミンB1の働きをいっそう高めるという効果があります。
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